「契約社員」という選択肢もアリ。 知っておきたい契約社員の雇用上の注意点

知っておきたい契約社員の雇用上の注意点

契約社員の働き方の注意点には、有期雇用契約であることが挙げられる。
そして、有期雇用の契約社員には契約満期となった際に契約を更新するのか、それとも契約を更新せずに他の雇用先を検討するのかという選択を雇用先の会社との合意の下で決断しなければならない点ある。
契約を更新するかどうか選択する際に、気を付けなければならないのは、まずは契約に関する書類について確認をするということだ。
契約書の内容次第で、今後の選択が変わる場合があるからだ。
契約した時点で、更新はしないと契約書に明記されている場合がある。
この場合だと契約更新はなく、契約書の言葉通りに雇止めとなり、新しい雇用先を探すことになる。

契約書に自動で更新すると書いてる場合には、契約書通りに契約は更新される。
契約書に更新される場合があるという記載されていると、契約に沿った判断基準を基に契約更新か否かを判断されるということになる。
ただし、契約書にある契約更新に関することは、あくまでも原則という部分があり、必ず契約書通りに更新が行われる訳ではない。
また、更新せずに雇止めとする場合には、ある一定の条件が当てはまる社員には、30日前までに更新しないということを報告しなければならない。
雇止めの理由を社員に尋ねられた場合には、会社はその理由を示した証明書の発行を行う必要がある。
労働契約法で、客観的に合理性に欠け、社会通念に合ってると認められない場合は雇止めは無効となるといった法律もある。
そのため、雇止めに不満があり納得できない場合には、まず雇止めの理由を確認し、その理由が法律に合うものかどうかを確認すると良いだろう。